カウンタック
カウンタックは、ランボルギーニが1971年から1990年まで生産していたスポーツカーです。
1970年代のスーパーカーブームの中でも、スーパーカーの象徴的な存在として数多くの自動車マニアを熱狂させました。その要因のひとつが、近未来を連想させる独特の車体デザインです。
ランチアも手掛けたマルチェロ・ガンディーニ氏がデザインを担当、直線を多用したこれまでの車にはない機能的なデザインは、クルマの未来の姿を予感させるものでした。
また、400馬力を超える5LのV12エンジンや、ガルウイングドアなどもスーパーカーの象徴の名にふさわしい魅力であり、同社は1990年の生産終了後も全盛期と同様の高い人気を誇っています。
1990年までの20年間で6種類のモデルが生産されましたが、合計生産台数はわずか2001台であり、スーパーカーの中でも極めて希少な存在といえます。
現在は生産されていませんが、同社のコンセプトは後継車種の「ディアブロ」や、現行車種である「Huracan」「Aventador」にも受け継がれています。