アイドリングストップ

アイドリングストップ付の車の特徴

アイドリングストップ付の車の特徴

アイドリングストップ

 
最近、燃費性能を追求したエコカーや軽自動車には、アイドリングストップ機能が搭載された車種が増えています。

 

アイドリングストップ機能の仕組みと構造

 

現在では多くの車に採用されているアイドリングストップ機能ですが、オイルショック以前から一部では注目されていました。
駐停車時・信号待ちの際など、エンジンを作動させておく必要がない時には、エンジンを停止することでガソリンの消費を抑えるのが主目的です。
理論上は、スターターを回してエンジンを始動させるガソリン消費量と、5秒間のアイドリング状態で消費されるガソリン量が同じであるとされています。

 

メーカーや車種による違いはありますが、アイドリングストップ機能は、走行速度の低下を感知して作動するのが基本です。
速度が時速0kmになった時点から数秒を経て停止することが多く、運転に関するドライバーの操作によって自動的にエンジンが再始動。
従来のスターターに採用されていた「ピニオンギア」は、完全にエンジンが停止した後でなければギアが上手く噛み合わず、熟練が必要でした。
自動車・バイクに対する環境規制が、年々世界規模で強まっていることにより、ピニオンギアに常時噛合式が生み出されたのを機に普及しました。

 

その他にもオルタネーターという機関をスターター代わりに使用することで、エンジンが停止する前段階(500rpm以下の状態)でも再始動が可能に。
現行のハイブリッドカー・エコカーには必須の機能と言われるようになっています。
ちなみに、世界初のアイドリングストップ機能を搭載した一般向け自動車は、トヨタ・クラウン。
いわゆる4代目クラウンにあたる1971~74年のモデルに搭載され、EASS(Engine Automatic Stop and Start System)の名でMT車限定のオプション機能となっていました・
しかし、この4代目クラウンはもっとも販売台数が振るわなかったことでも有名で、一般的には普及しませんでした。

 

アイドリングストップはこんなに昔からあった?

アイドリングストップが、初めて世間的に認知されたのは1958年の西武鉄道バス(西鉄バス)のエンジンカットだと言われています。
これが今でいうアイドリングストップの原型と言われており、現在と同じように信号待ち・渋滞時にドライバーが手動で停止するというアナログ的な操作を要するものでした。
その後は1970年代のオイルショックや、排出ガス規制などの影響を受けて関心が高まり、日本各地のバス会社に燃料節約の一環として広まりました。

 

アイドリングストップ機能のメリット

 

一般向け自動車に普及したアイドリングストップ機能は、多くのメリットがあると喧伝されています。
代表的なメリットを挙げてみましょう。

 

 

  • エンジン始動時の消費ガソリンを大きくカット(削減効果)。 一般道で1時間あたり平均0.1リットルの削減効果があるとされています。
  • 排出ガス(排気ガス)の発生を抑止。アイドリング時と比較し、1時間当たり70~100gの排気ガスが削減できると言われています。
  • 平均的な燃費の向上,高速道路走行など、長時間停車しない状態ではわかりにくいですが、年間トータルでは2万円以上のガソリン代が削減されます。

 

また、「エコカー減税」や国からの補助金ということも大きなメリットのひとつで、初期予算の余裕があればかなりお得になります。

 

 

アイドリングストップ機能のデメリット

 

メリットがあるならば、必ずデメリットというものが存在し、アイドリングストップ機能もその例に漏れません。
アイドリングストップ機能のデメリットは、「ドライバーの技量」に大きく左右されるという点にあります。
例えば、5秒間以上の停車時間がない乗り方をするドライバーにとって、アイドリングストップ機能は「無用の長物」となってしまいます。

 

また、初めてアイドリングストップ機能搭載車になったドライバーにありがちなのが、右折時などで前の車が発進しきるまでエンジンをオフにするケース。
アイドリングストップ機能は、アクセルを踏まずともハンドルを切ったりすることで解除できますが、それに慣れていない場合は全ての初動が遅くなります。
このため、それまでの一般車に慣れていたとしても、この動作の違いで注意力が削がれることもあります。
こうした問題を避けるためにも、よく操作マニュアルを読んで理解し、不要と思うシーンでは一時的にオフにした方が好燃費となるケースもあります。

 

大都市など、信号待ちが頻繁にある環境ではアイドリング機能は有効な燃費節約効果が期待できます。
逆に信号待ちが殆どないような地域では、逆にスターターを酷使しすぎてしまい、逆に修理費と余計な始動燃料分で足が出てしまうことも。
実際にエコカー減税や、補助金を目当てに購入を検討するよりも、まずはご自身の交通環境をよく判断した上で買うのが賢い選択肢と言えるでしょう。



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