AT・MT・CVTってどういう意味?今さら聞けない自動車用語

駆動方式(AT,MT,CVT)とは?

AT・MT・CVTってどういう意味?今さら聞けない自動車用語

車の構造(2WD,4WD)

 

AT ・ MT ・ CVT …。色々あるけどどういうもの?

自動車という乗り物を語る上で、欠かせないのが駆動系に関することです。

 

駆動系は現在3種類あり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

AT ・ MT ・ CVT は、それぞれの駆動系を省略した通称です。

 

今回は人に聞けない駆動系の構造と、それぞれについてご紹介させて頂きます。

 

知っておきたい駆動系 トランスミッションの構造

 

自動車という乗り物は、乗り手の意思で速度を調節できる自由度の高い乗り物です。

 

時には急な坂道を登ったり、逆方向へバックするなど、普段乗っている私たちが考える以上に多くの走行条件を想定して作られています。
これを一つ一つの独立した機能として製作してしまうと、エンジンサイズが非常に巨大なものになってしまう欠点がありました。

 

このサイズ問題をクリアするために生み出されたのが、トランスミッションという駆動系の構造のはじまりです。
歯の数が異なるギア(歯車)を組み合わせ、それを任意で選択することにより、変速・バックといった現在の自動車の基本構造が誕生しました。

 

かつては1種類しか存在しませんでしたが、長年の研究と開発技術の研鑽により、現在では3種類にまでトランスミッション構造のバリエーションが増えました。それが、皆さんが今日現在知っているAT・MT・CVTというわけです。

 

AT の意味ってなに? 駆動系の構造その1

 

現在、自家用車という区分の中でもっとも多い構造が AT です。
AT とは、「オートマティック・トランスミッション( Automatic Transmission )」の略で、海外でも普通に AT または A/T で通用します。
ATという構造が実用車へ始めて採用されたのは、1939年・アメリカのゼネラル・モーターから。

 

AT 車は、自動変速機という意味が示す通り、クラッチペダルの操作を必要としないのが特徴です。
エンジンの回転数に合わせ、自動的にギアチェンジされる仕様となっており、ストップ&ゴーの激しい日本の交通事情にもっともマッチした仕様と言えます。

 

意外に思われる方もいますが、実はポルシェにも AT 車は存在し、ベテランドライバーなら MT 車に匹敵するほど過激な走りが可能です。
街中で見かける50ccスクーターや、ビッグスクーターも AT 車の一種です。
かつては AT という呼び名は存在しておらず、「ノークラ」という名前で呼ばれた時代も。

 

MT はどういう意味? 駆動系の構造その2

MT とは、「マニュアル・トランスミッション( Manual Transmission )」の略で、手動によるシフト操作を要する駆動系の構造です。

 

自動車のトランスミッションが開発された最初の駆動系構造でもあります。
現在では世界的にもAT車の数が増加しており、年々 MT 車の販売台数は減少しつつあります。
その反面、オートバイの分野ではまだまだ MT 車が主流で、ギア比の研究は各メーカーにとって、研究に余念を置くことが出来ない部門のひとつでもあります。

 

AT 車とは異なり、 MT 車はドライバー自身でクラッチ操作を行うことを余儀なくされます。急な坂道などでは、低いギア位置で回転数が低すぎると、エンジンが必要なパワーを生み出せず、停止してしまうことがあります。
これがエンストの主な原因となっています。
慣れないうちは、うまく回転数を合わせることが難しいのですが、1速を上手に使えば坂道も力強く走行が可能に。
特に660ccまでの軽トラックの場合、重量物の積載時や坂道発進時のパワー不足を補うため、農業や運搬といった目的で車を購入される際は取得している免許を確認しておきましょう。
普通自動車免許を取得していても、運転免許の区分が AT 限定であった場合、取締りの対象になってしまいますので要注意です。

 

CVT って一体どんな構造? 駆動系の構造その3

CVTとは、「コンティニューアサリー・ヴァリアブル・トランスミッション( Continuously Variable Transmission )」の略で、かつては「無段変速機」という名称で知られていました。
現在では「連続可変トランスミッション」といった名称の知名度が高くなり、変速ショックがなく、スムーズに加減速を行えるのが CVT 車の特徴です。

 

AT 車との違いは、アクセルを踏み込んでエンジンの高回転域を多用しなければならないAT 車に対し、低回転域の負荷が少ない領域での走行が可能という点にあります。
アクセルを必要以上に開ける必要がなく、燃費性能を大きく向上させる効果があります。製造コストが高いことがネックでしたが、年々厳しさを増し続ける自動車・バイク業界への排気ガス規制などの問題をクリアする形で研究が進み、エコカーなどに採用されています。
実は CVT というトランスミッションの構造は、第二次世界大戦を迎える前に廃れた古い技術でした。
一度は過去の遺物として忘れられた存在であった CVT でしたが、ベルト式 CVT ・チェーン式 CVT ・トロイダル CVT など研究が進み、再び世に出ることになった構造です。

 

現在はトヨタ・プリウスなど、多くの人気エコカーの象徴となっており、かつての AT に代わる形で量産化が進んでいくことが期待されています。



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