BMW Z8(E52)

BMW Z8(E52)

往年の名車 BMW Z8(E52)

スパイ映画の代名詞ともいえる007シリーズ、数々の名車が劇中で主人公ジェームス・ボンドがさっそうと操るボンドカーに選ばれてきました。
BMWからはZ3が1995年公開の「007 ゴールデンアイ」のボンドカーとして登場したのをかわきりに、1997年公開の「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」で750iLが、そして1999年公開の「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」で今回ご紹介するZ8がボンドカーとして登場しました。

 

最後に大型チェーンソーを吊るしたヘリコプターに前後方向に真っ二つに切断されてしまうという劇的な最後を遂げたZ8ですが、発売から15年以上を経過した今でも中古車市場ではプレミアムな値段がつくほど希少な車です。

 

BMW Z8とはどんな車なのか、Z8の魅力を紹介していきます。

 

Z8とは

 

BMW,Z8

 

 

画像出典:BMWZ8.US

 

Z8とはその語源

 

Z8はズィー・エイト(英語)、またはツェット・アハト(ドイツ語)と読みます。

 

Z8はBMWがミレニアム(2000年)の記念モデルとして発表した2シーターのカブリオレです。
2000年から2003年まで全世界で5,703台販売されましたが、大半は北米マーケットでの販売に充てられました。
他国ではきちんとしたカタログバージョンの車でしたが、日本では限定車として販売され、カタログバージョンではありませんでした。

 

また、販売終了後の2004年にBMW本社からも公認されているドイツのメーカー・チューナー「アルピナ」からZ8をベースとするアルピナ ロードスターV8が発表されました。
アルピナ ロードスター V8もわずか555台しか生産されず、450台が北米に、残りの105台が欧州や日本で販売されました。

 

コンセプトカーZ07の特徴を忠実に

 

1999年東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「Z07」をベースの市販モデルです。コンセプトカーが市販モデルになる場合、量産のための様々な制約から、デザインにおいて、イメージは残しつつも大きく変更されるのが一般的ですが、驚くべきことにZ8はコンセプトカーZ07からほとんど変わることなく販売されました。
また、インテリアのデザインもほぼコンセプトカーと変わることなくデザインされています。

 

507をモチーフに

ロングノーズを特徴に、どことなくレトロなイメージを与えるデザインは、それもそのはずで、1950年代の名車 BMW 507をモチーフにしています。
ロングノーズを特徴に、フロントフェンダー後方のエアアウトレットなど、まさに507のデザインを踏襲しています。
BMW,Z8

 

画像出典:https://www.supercars.net/

 

また、細身のスポークを使用するインテリアも507を連想させりデザインとなっています。

 

Z8の特徴

 

Z8のスペック

  • 全長:4,400mm
  • 全幅:1,830mm
  • 全高:1,317mm
  • ホイールベース:2,505mm
  • トレッド幅:フロント1,550mm / リア1,570mm
  • 駆動方式:FR

 

507の全長が4,380mm、ホイールベースが2,480mmと、全長とホイールベースはかなり近い数値になっています。
いっぽうで幅方向は、507の全幅1,650mmに対し、かなり広くなっています。
これは507と比較し、大出力のエンジンパワーを受け止めるための結果と思われます。

 

Z8に搭載されているパワートレイン

  • エンジン型式 :GH-EJ50
  • 排気量 :4,941cc
  • 最高出力 :400ps/6,600rpm
  • 最大トルク:51.0kgm/3,800rpm
  • トランスミッション:6速MT

 

吸排気両側の可変バルブタイミング機構「ダブルVANOS」を組み込んだ5リッターV8エンジンを採用しています。このエンジンはBMW M5(E39)と同じで、0 - 100m加速はなんと4.7秒と、最新のスポーツカーと比べても遜色のない速さです。

 

サスペンション

  • フロント:マクファーソンストラット(アルミ製)
  • リア :マルチリンク(アルミ製)

 

サスペンションもM5(E39)と同じものが採用されています。

 

シャシーとボディ

アルミスペース鋼管フレームに、プレス合金されたアルミのボディパネルを使用して軽量化を図る、当時としてはとても贅沢なつくりです。
また、これにより前後50:50(フロント820kg、リア810kg))の理想的な重量配分を実現しています。

 

その他

ABS、横滑り防止装置(DSC)、ブレーキの前後配分を行う(CBC)、4輪の回転差からタイヤの空気圧の変動を感知するRDWといった電子デバイス、デュアル&サイドエアバッグなどの安全装備を備えています。
また、左ハンドルのみの設定で、イギリスでも右ハンドル仕様は存在していません。
ソフトトップは電動開閉式で、約20秒で開閉します。

 

グランツーリスモ

エンジンなどそのスペックからハイパワーモデルという位置づけを連想しますが、レトロな雰囲気を持つエクステリアやインテリアに現れるようにスポーツカーというよりもグランツーリスモといった性格の車です。

 

この性格をさらに強くしたのがアルピナ ロードスターV8です。
エンジンのボアとストロークを変更し、排気量を4,837ccへ縮小、最高出力も389psに縮小する代わりに、最大トルクを53.0kgm/3,800rpmへ上げるトルク重視のエンジンチューンが施し、さらにトランスミッションもZF社の5ATのみとし、グランツーリスモの性格を強めています。

 

 

BMW Z8の中古相場

 

Z8は、組み立てる際に多くの作業が手作業となるため、1日に10台以上は作れなかったという事情もあって生産台数が少なく、また、このような手作業を要する車はBMWのようなメーカーでは、作れば作るほど赤字になったため、おそらくこのようなハンドメイドの車はBMWではZ8が最後ではないかともいわれ、希少価値が高く、年々中古相場は上がっています。

 

中古車市場にもほとんど流通していなく、入荷してもすぐに売れてしまうほどの人気車です。このため、価格もASKや応談といったケースがほとんどとなっています。

 

Z8の新車価格は1,650万円でした。
中古車を扱う大手サイト「グーネット」によると中古車相場は「632.2~684.8万円」とありますが、欧州ではここ数年で価格が4倍にもなり、程度の良い車両では日本円で2,000万円近い価格がついているようで、日本でも今後相場が上がっていくことが予想できます。
出典:グーネット

 

 

まとめ

 

往年の名車であるZ8は、既にヴィンテージカーのようなコレクターズアイテムとなっています。この状況は欧州だけでなく日本も同様で、Z8は今後もますます価格があがっていくものと思われます。

 

 

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